au回線の格安SIMを徹底比較|mineoとUQモバイルどっち?
auのスマートフォンで格安SIMを利用するには、au回線を利用した格安SIMを選ばなければいけません。
そして、現在格安SIMでau回線を利用できるのが、UQ-mobileとmineo(マイネオ)です。
つまり、現在 auスマホで利用できる格安SIMは、「mineo」と「UQ-mobile」の2つだけです。
mineoは、株式会社ケイ・オプティコムが提供するサービス。一方、UQ-mobileはKDDIの子会社、KDDIバリューイネイブラー株式会社が提供するサービスです。
ここでは、auスマホユーザーは、mineoとUQ-mobile どちらを選ぶべきなのか比較検証してみました。
目次
mineoとUQ-mobileのプラン・料金比較
mineoとUQ-mobileの月額料金を比較してみました。
音声通話SIM
サービス名 | 500MB/月 | 1GB/月 | 3GB/月 | 5GB/月 | 無制限/月 |
mineo | 1,310円 | 1,460円 | 1,590円 | 2,190円 | - |
UQ-mobile | - | - | 1,680円 | - | 2,680円 |
データ専用SIM
サービス名 | 500MB/月 | 1GB/月 | 3GB/月 | 5GB/月 | 無制限/月 |
mineo | 700円 | 850円 | 980円 | 1,580円 | - |
UQ-mobile | - | - | 980円 | - | 1,980円 |
mineoはプランが多く用意されているのが特徴です。無料で月単位のプラン変更が可能なので、多様性に長けているのはmineoと言えます。
一方、UQ-mobileは無制限プランがあるのが特徴です。ただし、無制限プランは通信速度が最大500kbpsとなり、UQ-mobileの3GBプランや、mineoのプランよりも速度が劣ります。500kbpsだと、動画視聴がちょっと厳しい速度です。
最低利用期間・解約違約金の比較
サービス名 | 音声通話SIM | データ専用SIM | ||
最低利用期間 | 違約金 | 最低利用期間 | 違約金 | |
mineo | - | - | - | - |
UQ-mobile | 12ヶ月 | 9,500円 | - | - |
ここで特筆すべきなのは、mineoのデータ専用SIM、音声通話SIM 共に最低利用期間が無いことです。2015年07月から撤廃になることが5月の記者会見で発表されました。
これまで、音声通話SIMでは12ヶ月の最低利用期間と1万円前後の違約金が発生するのが格安SIM業界の常識でした。その常識を打ち破った、驚くべき契約条件となっています。
実はmineo、2015年06月までは、音声通話SIMだけでなく、データ専用SIMにも12ヶ月の最低利用期間と違約金を設定していました。これが、mineo契約の大きな壁となっていましたが、今回の撤廃によってmineoユーザーがかなり増えることが予想されます。
注意点としては、音声通話SIMに限り12ヶ月以内に他社へMVNO転出した場合、転出手数料として11,500円発生することです。
mineoとUQ-mobile オプションサービス比較
サービス名 | mineo | UQ-mobile |
留守番電話サービス | 324円 | 399円 (3つセット) |
三者通話サービス | 108円 | |
迷惑電話撃退サービス | 324円 | |
端末保証 | 399円 | 399円 |
メールサービス | 無料 (***@mineo.jp) |
216円 (***@uqmobile.jp) |
通話明細サービス | 無料 | 無料 |
着信転送サービス | 無料 | 無料 |
割り込み電話サービス | 無料 | 無料 |
番号通知リクエストサービス | 無料 | 無料 |
全体的に、どちらも通話オプションは充実しています。契約者が多い留守番電話サービス、三者通話サービスなどは、UQ-mobileのセットが安く好印象です。
mineoでは、メールサービスが無料ですが、こちらはG-mailなどを代わりに使う人が増えている傾向にあります。
音声通話のオプションサービスにおいては、ややUQ-mobileが充実していると言えるでしょう。
mineoとUQ-mobileの通信速度比較
UQ-mobileのデータ通信量無制限プランは、送受信最大500kbpsです。
それ以外のプランは受信最大150Mbps、送信最大25Mbpsとなっています。
一方、mineoでは受信最大75Mbps、送信最大25Mbpsです。勿論、通信速度は利用する環境や時間帯によって大きく変化します。
こちらでは、神奈川県で計測してみました。
計測時刻は16時頃です。
※左がmineo、右がUQ-mobile
少なくとも、神奈川小田原近郊ではかなりの速度が出ていました。
現在の調査では、mineo、UQ-mobileどちらも問題なく利用できる速度でした。
メリット・デメリットで徹底比較
それぞれメリット・デメリットが異なるのでこちらでまとめました。
メリット | デメリット | |
mineo | ・音声通話SIMでも最低利用期間なし ・余ったデータを翌月へ繰り越せる ・プランが豊富 ・通信制限は直近3日間で3GB以上から |
・都心での通信速度が少し不安 |
UQ-mobile | ・現状速度がmineoより快適 ・データ通信量無制限プランがある ・有料オプションサービスがお得 |
・データの繰り越しができない ・通信制限は直近3日間で1GB以上から ・音声通話SIMでは12ヶ月の最低利用期間 |
UQ-mobileのデータ無制限プランは魅力的ですが、直近3日間で1GB使用すると制限が入る可能性があります。
この条件は、加入前に抑えておきたいところ。
mineoは、通信速度にやや不安があるものの、大手MVNOであることから今後はどんどん強化されていく可能性が高いサービスです。中でも最低利用期間の撤廃によって、格安SIMの参入障壁がかなり低くなりました。docomo回線の導入など、ユーザー目線のサービスは今後もどんどん増えてくるでしょう。
mineoとUQ-mobile、どちらを選ぶべきか
結局どちらを選ぶべきでしょうか。
「安さ&サービスの充実を重視する」か、「速度を重視する」かがポイントです。
mineoでは、500MBプランも2015年6月から開始され、最低700円で契約することができます。プランの充実度も高く、都度利用頻度にあったプランに変更が可能という点で、利便性は高いでしょう。
一方、UQ-mobileでは、プラン数が少ない点がややネックとなりますが、データ無制限プランや通信速度の快適さといった魅力があります。
どちも一長一短あるといった感じです。
ここからは私個人的な見解になりますが、mineoとUQ-mobileの会社の勢いは間違いなくmineoに軍配が上がります。現段階では、やややUQ-mobileの回線速度が好評ですが、これは今後の通信設備の増強・ユーザー数の増減によってかなり変動する要素です。
データ無制限プランにしても、通信速度が遅いとかなりストレスに感じるかもしれません。無制限プランでは、「ぷららモバイルLTE」が3GB無制限プランもあるので、SIMフリー端末を持っている方はそちらも候補になりそうです。
au回線の格安SIMは、堅実派はmineo、回線速度が欲しい穴場狙い派はUQ-mobileといった感じで選択が別れていきそうです。
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