DMM mobile SIM の通信速度と6つの注意点
業界最安の格安SIMとして登場した「DMM mobile SIM」。月額料金が最安値ということだけでなく、通信品質もなかなか良い印象があります。ここでは、これから格安SIMに切り替えて節約しようという方の為に、申し込む前に知っておくべき注意点をまとめてみました。
DMM mobile SIM の通信速度は大丈夫?
まずDMM mobileの格安SIMを使う上で最も注意するべき通信品質についてです。格安SIMは、限られた回線をユーザーに分配して利用するので、通信が集中するお昼の12時半頃には1Mbpsの速度もでない…なんてことはよくあることです。これはDMM mobileに限ったことではなく、格安SIMサービスすべてに言えること。それでも、格安SIMサービスによって通信品質はかなり異なるので、評判・調査結果を知っておくとある程度安心して契約することができます。
ここでは、当サイトで調査した2015年7月、8月の速度測定結果、他サイトの速度測定結果を元にレビューしていきます。
DMM mobile SIM の速度測定(※当サイト調査)
2015年7月の通信速度@新宿
- 計測日時 2015年7月18日(土曜日) 12時台、18時台
- 計測場所 ドトール西新宿1丁目店
DMMmobile 速度平均値 |
下り | 上り | PING |
12時台 | 7.51 Mbps | 4.98 Mbps | 98 |
18時台 | 9.87 Mbps | 5.32 Mbps | 57 |
2015年8月の通信速度@新宿
- 計測日時 2015年8月18日(火曜日) 12時台、15時台、19時台
- 計測場所 ドトール西新宿1丁目店(12、15時台)、マンボー新宿南口店(19時台)
DMM mobile 速度平均値 |
下り | 上り | PING |
12時台 | 0.44 Mbps | 3.71 Mbps | 93 |
15時台 | 12.37 Mbps | 3.75 Mbps | 35 |
19時台 | 2.33 Mbps | 4.14 Mbps | 75 |
7月はかなり安定した通信速度だったのですが、8月はお昼の混雑時にかなり速度低下がみられました。お昼過ぎの15時台は再び安定しました。夜は再び速度低下しましたが、なんとかストレスなく使えそうな速度が出てくれました。
他サイトの速度測定結果は?
当サイト調査だけでは情報として信憑性が薄いため、他サイトの調査結果を参考にさせてもらいました。
MVNO/格安SIMの速度比較 8月 IIJmio/NifMo/楽天/FREETEL/OCN/BIGLOBE/DMM/UQ mobile/mineo他
出典:格安スマホ回線研究所
DMM mobileの通信速度を上記3つのサイト情報を参考にさせていただいた結果、12時台の通信速度が「格安スマホ回線研究所さん:0.42Mbps」、「MVNOナビさん:0.43Mbps」という結果になっていました。当サイトでの調査が0.44Mbpsでしたので、お昼はこのくらいの速度ということでかなり信憑性が高いのではないでしょうか?
以上の調査結果から、DMM mobileはお昼の混雑時はかなり速度低下する可能性が高いといえます。お昼に沢山利用する人はストレスを感じるかもしれません。それ以外の時間帯は、比較的安定した速度でした!
DMM mobile SIM 申し込み前の6つの注意点
セルスタンバイ問題を無視するとバッテリーが異常消費!
「セルスタンバイ問題」をご存じでしょうか?まずはこの問題を最初の注意点に挙げました。といいますのも、この問題を知らない人が結構多いからです。セルスタンバイ問題を簡潔に説明すると、「音声通話回線をキャッチできず、常に探しまわることでバッテリーが異常消費すること」です。
この問題が発生するのは、データ専用SIMを選んだ場合です。音声通話SIMを検討している方は特に心配する必要はありません。
このセルスタンバイ問題は、SMS付のプランを選ぶことで解決できます。月額150円程かかりますが、安心して利用するためにはSMS付プランで契約することをお勧めします。途中でSMS付のプランにするには、事務手数料が発生するので注意してください。
セルスタンバイ問題が起こる原因など、詳しく知りたい方は「>>格安SIMのセルスタンバイ問題について」を参考にしてみてください。
料金の支払いはクレジットカードのみ
月々の料金や事務手数料のお支払いは、クレジットカードのみ対応です。つまり、クレジットカードがないとそもそも契約できません。特に、DMM mobileにMNP乗り換えをする方は、契約者本人名義のクレジットカードが必要となります。
(※2015年5月頃まではデビットカードでの契約が可能でしたが、現在はデビットカードでも契約することはできなくなりました。)
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SIMフリー端末 か docomo端末以外は利用不可
DMM mobileの格安SIM が使えるのは、SIMフリー端末かLTE対応のdocomo端末のみです。この注意点は既にご存知の方が多いと思いますが、知らずに契約してしまうと大変なことになるので、念のため記載しておきました。
docomo端末でも、アンドロイド端末はテザリングはできない
意外と盲点となるのが、docomo端末でも一部をのぞきテザリング機能が使えないことです。DMM SIM は無料でテザリング機能を使えますが、「SIMカード|動作確認一覧」はチェックしておきましょう。
因みにテザリングができないのは、DMM mobile側の問題ではありません。docomoによって、spモードを契約したSIMカード以外ではテザリングができないようになっています。docomo端末をSIMロック解除しても使うことはできません。
つまり、docomo端末ではSIMロック解除されようが、docomo系MVNOでテザリング機能は使えないということです。docomo系MVNOでテザリングを使うには、docomo以外のSIMフリー端末が必要です。
通話SIMプランには最低利用期間がある
DMM SIMには最低利用期間があります。
それぞれ、「データSIMプラン:利用開始日を含む月の月末日」、「通話SIMプラン:利用開始日を含む月の翌月から12ヶ月後の月末日」となっています。
通話SIMプランの最低利用期間内の解約は、解約手数料9,000円(税抜)が発生するので注意してください。
毎月最終日は解約申し込みができない
最後に解約日についてです。毎月最終日は、DMM mobileの解約ができません。月の途中で解約をしても、月末まではしっかり利用できるので、余裕をもって解約手続きをしましょう。
DMM mobile SIM 申し込みの注意点 まとめ
- セルスタンバイ問題
- 料金支払いはクレジットカードのみ
- SIMフリー端末かdocomo端末以外利用不可
- docomo端末でもテザリングは利用できない
- 通話SIMプランには最低利用期間がある
- 毎月最終日は解約の申請ができない
DMM mobileを契約する際は、できればご自身の利用地域の通信速度評判をチェックしてみてください。3G回線も使えるので、通信ができない…ということにはなりにくいですが、通信速度が遅いことは十分に考えられるので注意してください。とはいえ、動画視聴などをせず、LINEやスマホゲーム、簡単な調べもの程度であれば低速でも十分活用できますよ。
今回挙げた注意点の中では、「セルスタンバイ問題」、「テザリング問題」には特に注意してみてください。これら2つは、契約してから変更すると余計な出費となってしまいます。繰り返しますが、特に理由がない場合はSMS付プランにすることをおすすめします。
以上の点を抑えておけば、問題なく利用できるはずですよ♪
DMM mobileのお申し込みはこちら↓
※お申し込み方法は、「DMM mobile SIMの申し込み方法」を参考にしてみてください。